木曜日はヴァイオリンのレッスンの日なのでいつもよりもちょっと長めにヴァイオリンの練習をしているのですが、最近のふうちゃんは以前にも増して私のレッスンに対して意欲的です。
私が華麗にヴァイオリンを弾いていると、小走りでどこからともなくやってきて見学です。
しかし見学する場所が私のひざの上なのでちょっと邪魔です。
ふうちゃん的にも頭の上から大きな音がするのはOKなのかしら?と不思議です。
しかもヴァイオリンを聴くふうちゃんは、はじめは「おひざでねんこ、うれしいなぁ~♪」というような表情で喉までゴロゴロと鳴らしているのですが、課題曲が多少情熱的な部分に入ると、喉の音も止み、なんだか少しだけ表情もくもります。どう考えても「うんざり」という言葉しか浮かばないような、そんな表情になっていくのです。
私としては弾きにくいわ、迷惑をかけているようで気まずいわ、そんな姿がまたかわいいような…ヴァイオリンを弾くたびにこんなワサワサした気持ちになるのはやっぱり迷惑なような…。
一通り練習すると、やっぱりかわいい姿だわ!と、カメラを手にふうちゃんの後頭部越しの楽譜、などと言って撮影などはじめて練習はなんとなく終わっていくのでした。
そんな私にもヴァイオリン仲間ができたのです!!以前の会社の同僚なのですが、ふうちゃんの甥っ子の飼い主さんでもあり、ふうちゃん的に言ってみれば親戚のようなお友達さんです。
元同僚の新妻で妊婦のお友達さんも含めて3人で、ヴァイオリンについて熱く語り合おう、という画期的な企画が持ち上がり、まずはヴァイオリン教室の近くに新しくできたカフェでランチです。
和風テイストのカフェで数種類の日替わりメニューから、チョイスです。
牛肉の寿司めし、など変わったメニューもありました。
ここ1週間、風邪気味だった私はあまり食欲が戻っておらず、香りのきついものが食べられず、まるで私がつわりの妊婦さんのようになってしまいましたが、健やかなるお友達さんに手伝ってもらいお膳は空になりました。健康管理がなっていなくて反省です…。
そして食後のコーヒーが運ばれてきたのですが、これがまた素敵でした!小さなお盆に載せられたコーヒーカップは丸みのある器でコーヒーもたっぷり注がれています。お砂糖入れやミルク入れも素敵です。小さなデザートまでついていてなんとも贅沢な気持ちになれました。
お店は半分ギャラリーになっているのですが、外から見るより中は奥行きもあって広々、坪庭などもあり、素晴らしかったです。
カフェでふうちゃんの話やふうちゃんの甥っ子のマメちゃんの話などになり、デジカメで画像などを観ていたら無性にふうちゃんに会いたくなってしまい「そうだ、ふうちゃんちにいこう!」と突然思い立ったかのように帰宅する私たちです。
ふうちゃんはさっそく抱っこされてご満悦です。突然の出来事にわくわくが止まらない様子で…。
新妻さんが「ふうちゃん、お久しぶり~!」と声をかけると、
「新妻さん、お久しぶりです!」
「新妻さん、お久しぶりったらお久しぶりです!」
新妻さんは妊婦さんになってもとてもお美しいので、私とお友達さんは新妻さんにメイクの指南などをお膝して受けたのでした。最近コスメに関して以前より疎くなっていたので、大変助かりました。美人の言うことを聞いていれば美人になれる、というような単純思考ですが、以前は美人と一緒にいれば美人がうつる、とまるで伝染病みたいに考えて美人を追いかけていたことを思えば素晴らしい進歩といえます。
そしてお友達さんが持参したヴァイオリンを広げて並んで練習です。これです、これです、この楽しさが習い事の醍醐味!東京までヴァイオリンを買いに行くという、気合いが入っているお友達さんだけあって、飲み込みも早いようです。いつか追い越される予感でいっぱいの私ですが、それもまた楽しいさ!と前向きに練習です。
ふうちゃんは、といえば…。
「甥っ子ちゃんの匂いかなぁ…親戚の匂いがする…。」と、自分の世界に没頭です。
この後もバッハのヴァイオリン協奏曲などのCDを大音量でかけて音楽鑑賞をしたり、過去の恋バナやこれからの恋バナや理想の恋や、やっぱり最後は恋バナをして楽しい時間はあっという間に過ぎたのでした。
「ふうちゃんも張り切ってヴァイオリンレッスンのお手伝いをしますよ~。」…いつでも寝ながら応援してくれるふうちゃんですが、傍らにいてくれるだけで和みの空間となりレッスンも楽しくなります。
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