どうくつでどうでしょう
ふうちゃんみいちゃんは相変わらず仲良しさん、寒くなってきたこの頃は抱き合ってねんこしております。
私は家の中での事がますます楽しくて、毎週休みが来ると手のかかる料理などをしています。
「これは一体…」とみいちゃんが不思議そうに見ているのは…。
餃子です。
昼からせっせと餃子作り。
「餃子の皮ってこんなに布っぽいもの?こういうカバンあるよね?」とみいちゃんにどうでもいいことを話しかけつつ餃子作り。
高校生の頃「やっぱり猫が好き」の中で、日曜の夕方にみんなで餃子を作る、という回があり、それを観て張り切って餃子を作ったのが私の初めての餃子作り体験です。そして今回はそれ以来、2度目の餃子作り…張り切ってるわりには作ったことはあまりない餃子。
包み方もぎこちないですが、完成品はまぁまぁ…。
餃子なんてもうできてるものを焼いたって結構おいしいんだからさ、というのが餃子作りから私が遠ざかってしまう主な理由ですが、今回はどうしても包んでみたくなったのです。そして「あらやだ!破けちゃったよ!」とかやってみたかったのです。
しかし一切トラブルなし。あっけなく焼きあがる餃子。とても美味。
「あっけなかったな。」ということで、また次の週は難易度が高そうなお料理に挑戦。
煮豆です。
「お豆…」
地味ですがふっくらやわらかな煮豆にするのはなかなか大変そうです。
一晩お水につけて、お砂糖はざらめを使いコトコト煮ます。「あらやだ!焦げちゃったよ!」とか言って慌ててみたかったのです。
しかし一切トラブルなし。
あっけなくおいしくできました。
あぁ…もっと手ごたえが欲しい!と暇人な私は思うのでした。
しかしそんな暇人な私もにわかに忙しくなってきました。
なぜなら「水曜どうでしょう」の最新DVDが発売され、私の中だけでどうでしょう祭りが始まってしまったからです。
今現在で新発売の第16弾「原付東日本縦断ラリー」は7.5万枚、3億円以上の売り上げだそうで…すごいですねぇ。
だいぶ前にチラリと観たジャングルへの旅がなんだか妙におもしろかったのを覚えていたので、私はまずジャングルへと旅立ったのでした。
何も知らない大泉洋が行先はジャングルと聞いて「血清持った?血清持ったの?」と慌てる姿を観て「もう危険な目に遭う気満々だもんなぁ」とその心意気というか意気地のなさに軽く笑いがこみあげてきました。
ディレクターの藤村さんが血清なんか用意してるわけもなく、相変わらず行き当たりばったり。しかもジャングル→探検→洞窟、といった安易な思考回路で洞窟探検ツアーなんてものを申し込んでいたのでした。
洞窟の中の生き物の生態を観に行くツアーですが、洞窟の中になんてだいたいコウモリとかヘビとかクモくらいしかいないのです。
しかも現地のガイドさんが案内するこの洞窟、思った以上に険しく過酷。
大量のコウモリが飛び交う中、半べそで進む洋ちゃん、自分で申し込んでおきながら怯える藤村D。
かわいそう…これはほんとに洋ちゃんかわいそう…猫がいても「猫がいるよぅぅ…」と先に進めなくなるくらいの動物嫌いな洋ちゃんがコウモリに怯えながら真っ暗な洞窟を這って進んでいる……かわいそうだけど…滑稽。
「これアレだよ、危険手当もらうよこれは」と最もな主張をする洋ちゃん。
狭い抜け道なので一人ずつしかすすめません。しかもその先は真っ暗。先頭をゆくのも怖いけど、後にひとり残されるのはもっと怖い。
思わずディレクターのくせに「オレが次だよ!」と一番安全な二番手になろうとする藤やん。
洋ちゃんに「いや何言ってんだよ、オレが次だよ、何言ってんだよ!」と怒られてますが、そうだよ、藤やん、タレントを守ってよ!
カメラマンのうれしーこと嬉野さんは一見黙々と男らしくついて行ってますが、ちょこちょこと「お願いだから足元照らして」とかカメラマンなのに「カメラ持って」と洋ちゃんにカメラを渡したり、あっさりと男らしさを放棄。
そしていよいよ、出口付近、というところで大難関。すごく小さな穴から抜け出さなくてはいけません。
「これねぇ藤やん抜けないかもしれない」と不吉な発言で藤やんを動揺させるうれしー。
観ると本当に小さい小さい穴で、ちょっと太めの藤やんが抜けるのはつらそうです。抜けられないとなるとどうするんでしょうか…。
「デブはダメかい」…と力なくつぶやく藤やんですが、突然…
「デブでヒゲはえてたらダメなのかよ」と雄叫び。
突然の雄叫びに「ヒゲ関係ないでしょ!」と思わず笑う洋ちゃんたち。本当にダメなのかもしれない抜け穴をするりと洋ちゃんが抜けるのを観て怒りが爆発してしまったのでしょうか?
ミスターは先にするするとガイドさんと進んで、後に残された3人は軽く小競り合いです。
タレントである洋ちゃんが先に行くのは当然かと思っていたのに…。
「え?なんでおまえ先に行くんだよ!」と嬉野さん。
「大泉くん一番うしろ行きなさいよ」と藤やん。
全然タレントを守らないふたりのディレクターに洋ちゃんも怒り心頭です。
「オレを残すなよ」と泣き言をいう藤やんですがこのツアーを申し込んだのは藤やんなんだから残されても仕方ないです。
「藤やんはゆっくり後から来なさいよ」
洋ちゃんにそう言われても当然なのです。このツアー申し込んだのは藤やんなんだから。
そして罵り合いのなか一番後ろを歩かされた藤やん。
「残された身になってごらんよ。後ろにはヘビがいるんだから」
そんなこと言ってもムダです。このツアー申し込んだのは藤やんなんだから。
やっと洞窟の外に出られた一行に
「みんな大丈夫だった?」
何事もなかったかのように爽やかに声をかけた藤やんですが、
「うるさいよ!」
みんなの罵声を浴びました。
「なんの刑だよ?これは」と怒れる洋ちゃん。
クモやヘビの生態ではなく、意気地のない人間たちの生態を見せられ、腹がよじれそうなくらい笑いました。
「相変わらずの爆笑ですねぇ」と横でふうちゃんもあきれ顔です。
「ゆうおねいさんが家でおこもりしてくれるとふうちゃんも嬉しいです」…当分どうでしょうお籠り週間が続きそうです。
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