くりすますですか?
街はすっかりクリスマスでしょうか?
街に出てないから分からないのですが、会社の飾りつけはクリスマス仕様に変わりました。
いつも差し入れでいただいてる高級スイーツの箱を持ち寄り、ツリーの下に置く演出です。
でも「箱、足りなくない?」という雰囲気になり、そのことが同僚さんに伝わると、
またしても高級スイーツの差し入れがありました。
ジャンポールエヴァンのクグロフと
チョコレートです。
写りりこむ我が庭のバラも素敵。
クグロフは厚いしっかりとしたチョコレートでコーティングされていて、さすがチョコレートはそれだけで剥がして食べたいくらいの美味しさです。
上に乗っている丸いチョコレートも独特の香りがして、多分これはカカオの産地特有の香りなのでは?とか言ってみたりして。実際詳しくは分かりませんが。
ボンボンチョコレートは小さくても、いえ、むしろ小さいほうが味がぎゅっと濃縮されて、目を瞑って味わいたくなるような深い香りとコクを感じます。
クグロフを観ると映画の「バベットの晩餐会」を思い出します。
「バベットの晩餐会」は、1987年のデンマークとフランスの合作映画です。
デンマークの小さな小さな(ほんとに小さい)村に亡命したフランス人女性を描き…とか言うと
小難しい感じですが、閉鎖的なこの村の暮らしがまるでおままごとのようでたまらなく美しいのです。
亡命してきたこのフランス人女性が実は元シェフで、ある晩、村人たちに美食の喜びをもたらし、小さな村の小さないざこざもすっかり解決、ハレルヤ!なわけです。
海ガメのスープや、
うずらのパイ包みなどとともに、
素晴らしいワイン(クロヴージョ)とシャンパン(ヴーヴクリコ)がさりげなく沢山登場します。そして、額に汗してお料理をするバベットはキッチンに立つ喜びに満ちていて、料理を味わう喜びのほうはすっかり村人たちに譲っているのです。
デザートのサヴァランはクグロフにラム酒をたっぷりかけたものです。
お料理が終わってコーヒーでひといきつくバベット。かっこいいったらないの。
一般的にはグルメ映画ってことになるのでしょうか。それでもいいのですが、全編において人間関係の美しさにほれぼれします。豊かな生活です。
主演のオードランさんは今年3月に85歳で亡くなられたそうです。
最初はカトリーヌ・ドヌーヴさんにオファーがあったようですが「この役は私じゃない」とステファーヌ・オードランさんを紹介したとか聞いたことがあります。
この映画でヴーヴ・クリコが大好きになり、この映画で使っているバカラのグラスをアンティークショップで買ったりもしました。
「ふうちゃんが乾杯にお付き合いしますよ~」
ヴーヴクリコとバカラとふうちゃん、最強の組み合わせ。
先日、夜のお茶の時間に私の目の前を通り過ぎ、なにやらピタっと止まるふうちゃん。
ふうちゃんはわりと考えてることが顔や体に出ちゃう素直なタイプです。
「いこかもどろか」
右のおててに迷いが出てしまった、の図。
お茶をしているわたしの目の前を通り過ぎて逆に気をひこうとした結果だと思います。私が声もかけず、ひきとめもしなかったのです。
「ひきとめるなら今やで!」
分かりやすいふうちゃん、ポーカーは絶対できなさそう。
ババ抜きでもババが来たら飛び上がって慌てちゃいそうなふうちゃんです。
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