パソコンからこんにちは。

スマホとパソコンを織り交ぜながらの更新にしようかと思っています。SNSがメインになりつつありますがブログも続けたいです、ぜひ。
西城秀樹さんが亡くなったとき、Youtubeでヒデキ検索をかけたら、関連動画に沢田研二がたくさん出てきました。なかでもサムライの動画のサムネイルの画像がなんとも言えない流し目…何この流し目、色気が…っていうか色気もさることながら何この美しい人は!と沢田研二を再発見した次第です。

「サムライ」も「抱きしめたい」も「勝手にしやがれ」も、とにかく立て続けにジュリー動画を見る私の手が止まらない。放送年を見ると1970年代なので私はまだ小学生になったかどうかという頃なのでこの色気に気付けなかったうえ、志村けんと全然区別がつかなかったのを覚えています。志村けんも昔ハンサムでしたよね。

連日連夜、沢田研二ナイトが開催された私の部屋のテレビ。映像のクオリティーも高めなものも多く、まるで今起こっている出来事のよう。しかし頭の隅では70歳のじいさんであることも知っている…あぁ不思議。
和田アキ子がヒットスタジオでのジュリーの歌の仕上がりに嫉妬した、と言っていたのがよく分かるとおり、歌前におどけていても喋っていても、ジュリーは一瞬でジュリーになり、3分ほどのドラマを見事に作り上げていて、仕草なども考え尽くされていて感動してしまいました。
そして、どうしても70歳になったジュリーの生歌というのを聴きたくなってしまい、気付けば真夜中にスマホでローチケにアクセス、なんとすぐそこの公民館に来るというではありませんか!チケットもまだあるというではありませんか!即決。翌日にはチケットがお手元に。

かなり後ろの席だけど、むしろ姿は見えないほうがいいだろう、という気持ちがなきにしもあらず。美しいジュリーでないことは別にいいのですが。
1980年代、私の青春であろう頃もジュリーは充分美しかったのですが、その頃には氷室京介もいたし、
私は村八分や、

ストリートスライダーズに夢中でしたので、

ジュリーは少し年齢が上過ぎたのかもしれません。
そして当日燃えるような暑さのなか、車で20分ほどの会場に到着。駐車場を探していたら、器材車発見。

これ一台?ずいぶん規模が小さい、バンドじゃないから?と元バンドのおっかけばかりしていた私はちょっと疑問なのでした。
会場の中は30代くらいから絶対80歳くらいですよね?という感じの女性たちでいっぱいです。60代くらいが一番多いかと思いますがみなさん階段に苦労されていました。ジュリーが高齢ならファンだって高齢だよね。万難を排して時間の都合つけて8000円も払って来る、コンサートってファンもまた大変だよね、といつも思います。

客席、特に後ろのほうの席である私と、まわりの知らないおばさまたちの開演前のもっぱらの関心ごとは「前のひとたち立つのかな?」ということでした。あちこちから「みんな立つのかな?」という声が聞こえました。立たれたらこちらも立たないと見えませんし、なにしろ皆さんご高齢ですし…。
スクリーンに色んな時期の色んなジュリーが写し出され、激しいギターの音が3分ほど続くとスクリーンが上がり、ジュリー登場、ギターに合わせて「カサブランカダンディ」がはじまりました。前のお客さんたち、中腰のまま後ろを見たり横を見たり、みなさん激しく迷い中。「立つんか立たへんのか立つんか立たへんのか立つんか立たへんのか立つんか立たへんのか、立つんかぁ~い……」結局立った人たちに合わせて立ちました。ジュリーのお姿見たいので。
ステージ上にはギターとジュリーのふたりだけ。器材車一台なのも納得。アンプと照明器具はご立派でした。ジュリーの声量と音響が合ってない気もしたり、ギターにかき消されてるような気がしたりする場面もありましたが、でも声はまったくもって昔のまんま。
ジュリーはその昔、双眼鏡を覗いてるファンに「視姦されているようで気分が悪い」と怒ったというのをネットで見つけ、ジュリーには絶対怒られたくない私はプルプル震えながら双眼鏡を家に置いてきたのですが、あまりに声が若く素敵で、本当に70歳のじいさんなんだろうか、と確認したくなってしまいました。安室ちゃんの時よりも今が双眼鏡の出番だったかも、と思ったくらいです。
そして安室ちゃんの時と同様、この会場くらいなら泰葉でも埋められるのでは…と再びの泰葉降臨。

「泰葉もこうして小さい会場でピアノだけでやればいいのでは?1200席×3000円で1公演360万円にもなるよ?主要都市だけでも小さいところを20箇所くらいまわれば7200万円にもなるよ?」と泰葉に提案するわたし。でも1200席も埋まらないか。

「戻ってきて戻ってきて~!」

おっといけない、今は泰葉ではないのです。
ジュリーはMCが大変おもしろく笑いも満載でした。昔から喋るとおもしろいジュリーっていうか、ミュージシャンってそういう人多いですよね。そりゃモテますわ。
「大好きなギターの人とふたりだけで、好きな歌を歌ってまわりたかった」というお言葉を聞いて感激してしまいました。そうです、どうぞ好きなようにやってください、っていうか好きなようにやっているのをつべこべ言わず応援するのがファンですから、どうぞ、どうぞやりたいようにやってください、の気持ちになりました。中森明菜でもその気持ちを忘れずにいますがたまに忘れそう。
本当はこの次の週にスライダーズのライブがあるはずだった私ですが、まさかの落選、でもジュリーの横にいるギターのかたが思いのほかロックでギター欲が大変満たされました。ギターバンド好きにはたまらないギターでした。帰りの車の中でもスライダーズを大音量で聴きました。
ところで、昨年くらいにジュリーがすごい迫力じいさんになったと、そのお姿の画像が出回り、大変話題になりました。

その姿に私もびっくりしたのですが、その時、私はハゲていると思ったのです。しかし今回見たジュリーはハゲていないのです。むしろ白髪の長髪でなんだかかっこいいのです。コンサート前日は「明日は丘の上に住む金持ち迫力じいさん見に行くんだ~」という気分でいましたのに(どんな気分?)「丘の上の金持ちじいさんじゃないなぁ…素敵、ハゲてないし」と主にハゲていないことを双眼鏡で確認したくなりました。
アンコールでは「スカートですけども」と言いながらスコットランド衣装に身を包み登場。なぜそれを着たかったのだ?バスガイドと事務員を足して二で割ったような仕上がりで、ハゲと合わせて双眼鏡で確認したい事項ではあったのですが、残念ながら双眼鏡はプルプル震えながら家に置いてきたのです。
帰りに黒スーツのスタッフのかたたちに「ハゲてますよね?」と確認しようかと思ったくらいハゲてないことに納得がいかないまま帰宅。家で昨年の画像をよく見たら、刈っていただけでハゲてはいなかったのです。
「ハゲではなかった」とスマホを手に静かに納得しました。
BUCK-TICKなどもそうですが、バンドで30年とか続けているのを見るとそれだけで感動してしまいます。海のものとも山のものともつかないヤンチャなだけのお兄ちゃんたちと思っていたのに、立派にバンドを続けているのを見ると売れているいないに関わらず、そんなに音楽が好きだったんだね、素晴らしいね、と感動してしまいます。
そんなわけで今回のジュリーのコンサート、「ハゲてない」が二番めくらいの感想で、一番は「ジュリー素敵!泰葉よ、このくらいのキャパで細々とやったらどう?」でした。

#沢田研二 #ジュリー #古希 #Oldguysrock #ねこ
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